自由にやり方を見つける
2023.11.06 Monday
11月になりました。
今年も残すところ2ヶ月を切りました。
早いですね!
11月だけど関東地方はとっても温かくて、半袖でもいいくらいです。
過ごしやすいですけどね…
今年は暖冬なのでしょうか?
それでも、木の実はほとんど落ちて、
公園の柿の実もカラスのお腹に入って残りが少なくなってきました。
柿の葉が紅葉してきて美しいです。
こちらは歩いていて見かけた山茶花の花。
もう咲いているんだ!
いつも11月の暮れぐらいから咲いていたような気がするのに…
寒い時期になると、公園の中も寂しくなってくるのですが、
山茶花やお茶の花、椿の花が次々に咲いてくると、
毎日花を見るのが楽しみになります。
こちらは、うちの庭に植えた野菜の種です。
バジル、ルッコラ、パクチー、ラディッシュ、春菊をばら撒いたので、
どの芽が出ているのかは、まだわかりません。
種団子のお花畑のように、いろんな野菜が混じっていてもいいんじゃないかなと思っています。
そのうち間引くし。
いろいろとルールみたいなものが、だんだん緩くなってきたこの頃。
ガーデニングとかも、もっともっと自由でいいと思います。
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『天才たちの日課クリエイティブな人々の必ずしもクリエイティブでない日々』
この本が好きで、ときどき日めくりのように読んでいます。
今日開いたら「ロリータ」で有名なウラジミール・ナボコフのページでした。
面白かったのは、ナボコフは文章をインデックスカードに書いて、ファイルボックスに保存していたそうです。
この作業は何ヶ月間も続いたそうです。
いつも好きなところから書いて、貯めておいて、小説の全体像が描けてから、原稿を書き始めたそうです。
私にとっては、これはすごい参考になりました。いつも全体のフレームのようなものができていないと、なかなか文章が書けないのですが、それよりも断片をどんどん書いていって、編集すれば、むしろ書こうと思っているもの以上の組み合わせができるかもしれないなと思うと、とても楽しくなりました。
頭の中にスラスラと言葉が溢れてきて、それを書いていけばいいという人もいますが、私はまったくそういうことができずに、断片的なイメージだけはどんどん出てくるタイプなのです。ちょっといいかも!
こういうやり方というものも、やり込んで行かないと出てこないものですから、やっぱり自分のやり方を見つけるためには、いろいろ試行錯誤も必要で、その中から最適な方法が見つかるものです。
最近は何をするにも、いろんなテンプレとかフレームが用意されているから、その中でカスタマイズすればいい時代になって、昔のように一から作り上げなくていい時代になってきているので、どの人にも選択肢や自由度が広がってきたなと思います。
抜粋した文章:
ナボコフはロシア生まれの小説家で、その執筆の方法は奇妙なことでよく知られていた。それは1950年から始めた方法で、最初の草稿を罫線の入ったインデックスカードに鉛筆で描き、それを細長いファイルボックスに入れていくのだ。これについて本人はこう説明している。自分は小説の全体像を描いてから原稿を書きはじめる、この方法だと、順番を気にせずに好きなところから書いていくことができるし、カードを並べかえれば、素早く段落や章や本全体を作りかえることができる。
何ヶ月もこの作業を続けたあと、ようやくカードの束を妻のヴェラに渡して、タイプ原稿に仕上げてもらい、その後何度かの修正を加えた。
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- by ミヤ