切りとり方について考えてみる
2020.06.24 Wednesday
沖縄では梅雨明けしたようですが、
関東地方は、梅雨らしいお天気が続いています。
雨が降っていても、庭に出てみたくなるし、
しばらく軒先でたたずんで、植物を眺めたりしているだけで、
朝起きたとき不調に感じていたのが、スッキリしてきます。
雨が降れば、雫が美しくて…
ふわふわしたスモークツリー
ワサワサ茂っているフェンネル
ハスの上で踊っている水玉
寄ってみていくと、細かいところの美しさに気づきます。
生命の躍動感のようなものを発見します。
雨だから鬱陶しいとか
濡れるから嫌だとか
そういう思いも持っているのですが、
昨日まで蕾だった花が咲いているとか、
キュウリが1日ですごく大きくなることとか、
そういう変化を目の当たりにして、
ワクワクすることの方が多くなりました。
美しさや幸せも、見つけようとすると
見つかるものではないかと思います。
写真を撮るようになってから、
「切り取りかた」によって、
その辺にある見慣れた雑草でも、
すごく美しく見えることに気がつきました。
対象が普遍的な価値を持つものではなく、
見ているものの視点によって、
変化し続けるものであるというのは、
量子力学の実験を思い出しました。
近くに季節の花が美しい小道があります。
そこに咲いているアーティーチョークの花です。
環境とか、人間関係とか、いろいろな要因があるのは当たり前です。
その中で、どう切り取っていくのか、
考えてみると何が自分にとって大事なのかがわかります。
意図することや選択することも似ていますが、
「切りとる」と思うと、とても具体的に感じますし、
今の瞬間により焦点が当たる感じがします。
今の瞬間の切りとり方が、
自分が夢中になっていることで、
それを繰り返していくことだけやっていれば、
とてもシンプルですよね。
頭で考えるというよりは、
五感を使って切りとる方が、
具体的で現実的な気がします。
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- by ミヤ