固まらないで繊細に表現し続ける
2020.06.30 Tuesday
先日、銀座のメゾンエルメスで、サンドラ・シントの
「コズミック・ガーデン」を観にいきました。
宇宙やスターダスト、ブルー、すべてが私の好物でした😊
このインスタレーションは、2週間くらいで
サンドラ・シントとそのパートナーと
仲間によって制作されたそうです。
何人かでドローイングしているのに、
誰が描いたとか、わからない
ぜんぶ繋がっていて
違和感がなかったです。
それがほんとに心地良かったです。
深い深い瞑想状態になった時に
個が溶解していき
無意識に溶け込んでいるような感じかな。
感じたのは、すべてきっちり決め込まれていなくて、
全体的なテーマや流れはあって
それを共有して作品が作られていることです。
どこから始まるのかなと思っていたら、
上の写真のような、何枚かの絵があって、
そこが核のようになって始まっていくようでした。
私は完成形があって、
それをそのままきっちり形にすると思うと、
なんだかとても息苦しく感じるし、
退屈に感じることが多いのです。
すべてのものは毎日、変化しているから、
その瞬間を素直に出せているものを見たときに
自然や宇宙を感じるのかもしれません。
たくさんの瞬間が時間を構成しているのかな。
揺れているものが好き。
身体から出てくるままに描いていく。
それでいいんだなと
背中を押してくれたような気がしました。
固まっていないし
息がつけるし
風通しがいいです。
自分が何者とか、
やる前に決めなくてもいいし、
どんどん揺れながらも
アウトプットし続けたら、
自然に形になっていくし、
それは自然で無理のないものになっているのだ思います。
テーマなんかもそう、
あんまりきっちりしなくていいんだよね、って思いました。
主張が強かったりするのも、
奥行きがないように思えるし、
いろんな余白や余韻があるものは
平面の作品でも立体的ですね。
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- by ミヤ